林業と農業の現状

今日は、午前中上越のくびき野森林組合で林業の現状をお聞きしてきた。京都議定書と地球温暖化の関係で、森林の持つCO2吸収作用を生かすため森林整備の予算が前年のほぼ倍増(765億)された。しかし、現場では予算だけ増やされても整備が進まないという声を聞く。それは、まず木材の価格が低すぎるため、民有林などは手入れしても所有者の持ち出しがあるだけで利益にならない。それならやりたくない。加えて不在地主の協力が得られないなど、面的な整備が一挙に進まないという問題がある。一方、これを公的な資金で処理するということは、個人の資産に税金を投入することにもなり、また自己資金で一生懸命やっている所有者とのバランスも問題になる。火力発電に木質系の燃料を利用できないか?また地すべりの指定地域と保安林の関係で調整を要望する意見も出された。
 
続いてJAえちご上越で、品目横断的経営安定対策、農地水環境保全向上対策の現状について説明をお聞きした。やはり中山間地では集落営農といっても実際には事務的な手間の問題もあり、高齢者だけだとあと何年も出来ないからもうこのままでいいという声もある。とくに、旧東頸城や名立区で土地の集積が進んでいない実態がわかった。この先、耕作放棄地が増えれば集落の維持すらままならなくなる。農地水の方は、県の財政的な問題から申請の74%に抑えられているということで国の対応と開きがあることを再認識した。国としても何らかの措置を講ずる必要があるのではないか。

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